紙クロス
紙クロスは、製本用外装材の一種です。
従来の布クロス(木綿または麻の布地に染料と糊を塗って固めたもの)の代用として使われている紙製のものです。
本来クロスとは文字どおり布(クロス)のことであるが、明治以降、大正初期まで洋装本の装丁用として欧米から輸入された素材が布の加工品で、正式にはブックバインディングクロスと呼ばれていたところから、これが省略されてクロスと称されるようになりました。
19世紀の初め、クロスが発明された当時は、まさしく布(クロス)と呼ばれるにふさわしい素材でした。
やがて、装丁用素材のベースは布ばかりではなく紙も多く使われるようになってきたが、呼称だけは慣習上クロスという名が残ってしまいました。
そこでこの両者は、あえて"布クロス"、"紙クロス"と呼ぶのが一般のならわしとなりました。
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